Department of Pharmacy, Gunma University Hospital
TEL.027-220-8727(薬剤部代表)
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薬剤部の組織と業務
薬剤部の組織 | 薬剤部の理念 | 薬剤部の基本方針 |
調剤部門 | 麻薬管理部門 | 病棟薬剤業務部門 |
外来化学療法部門 | 製剤部門 | 薬物動態遺伝子解析部門 |
医薬品情報管理部門 | 薬務部門 | 医療安全管理部門 |
教育部門 |
基本理念
有効で安全な薬物療法の推進
基本方針
1. 薬の専門家として有効で安全な薬物療法を提供する
2. 医薬品の適正な流通を確保するとともに, 医薬品の適正な使用を推進する
3. 次代の医療をリードする薬剤師を育成する
4. 薬学的知見に基づく個別化医療を開発・実践する
薬剤部の組織
調剤部門
内服、外用薬の調剤処方せんによる調剤を主な業務とし、オーダーリングシステムに連動した薬袋印字システム、散薬監査自動分包システム、錠剤自動分包システムなどを導入し、調剤過誤防止のための工夫をしています。処方せんとRFIDを組み合わせた薬剤部調剤ステータスの自動可視化システムの導入も行っています。
(平成31年4月更新)
注射薬の調剤
主に入院と外来注射薬の患者個人別払い出し業務を行っています。注射薬が安全に使用されるよう投与速度、投与経路、投与時間、相互作用、配合変化だけでなく、アレルギー歴や副作用歴などを確認するとともに、注射薬自動払出装置を導入し調剤過誤防止に取り組んでいます。また、全病棟を対象に入院患者の高カロリー輸液と抗がん薬の調製を毎日行っています。
(令和5年6月更新)
麻薬管理部門
麻薬及び向精神薬の管理と支給院内で使用する全ての医療用麻薬は厳密に管理する必要があり、受払いの管理だけでなく麻薬の購入や廃棄、帳簿作成、行政への届出書類の作成等を「麻薬及び向精神薬取締法」に基づき行っています。麻薬事故発生時の速やかな対応も重要な業務です。
また、手術部、集中治療部、救命救急センター、血管造影室、周産母子センターには麻薬を配置し、薬剤師が毎日確認して安全に管理しています。
(令和5年11月更新)
病棟薬剤業務部門
病棟における薬剤業務(服薬指導を含む)全病棟に薬剤師を配置し、持参薬の確認、処方提案、医薬品管理、服薬指導と副作用などの問題点の掌握と他職種との連携などの業務を通じて、入院患者の薬物療法の支援を行っています。手術室やICUに薬剤師を配置することで、手術などの治療方針や病態に沿った継続的な支援を行っています。
(2012年から病棟薬剤業務実施加算に対応、2022年から周術期薬剤管理加算に対応)
(令和5年6月更新)
外来化学療法センター
外来化学療法センターにおける取り組み2003年1月に開設された「外来化学療法センター」に常勤薬剤師を 3名 を配置し、センター内の安全キャビネットで全ての抗悪性腫瘍薬を無菌的に調製しています。抗がん薬調製に「調製支援システム」を導入し、バーコードによる抗がん薬の取り間違え防止・液量の重量監査等を行うことにより正確かつ効率的な業務を行っています。加えて、外来でがん化学療法を行う患者さんに対して薬学的指導を行うとともに、副作用等の発現状況を確認し、患者個々に応じた対応を実施しています。がんに関連する専門・認定資格を取得できる環境も整っており、薬剤部内の専門・認定資格を有する3名の薬剤師が資格取得をサポートをしています。
実績:令和4年度の平均調製件数は2,179件/月でした。
(令和5年11月更新)
がん化学療法のプロトコール審査委員会への参加と事務局の担当
適正ながん化学療法を推進するために、医師、薬剤師、看護師で組織されたプロトコール審査委員会において、当院で行う全ての化学療法プロトコールを審査しています。
(令和5年11月更新)
製剤部門
院内製剤診療科から「市販されていない特殊な製剤」の使用を希望された場合に、当該製剤を製造し供給しています。なお、新たな特殊製剤の使用については、未承認医薬品等に係る審査委員会での承認を受けて行われています。
(平成31年4月更新)
放射性医薬品の管理
当部門ではサイクロトロンで製造されるPET用の18FDG(18Fluorodeoxy glucose)の品質管理を実施しています。ゼヴァリンRやゾーフィゴRなどの放射性医薬品の調製も行っています。
(平成31年4月更新)
薬物動態遺伝子解析部門
医薬品の体内動態の追跡、遺伝子多型解析医薬品を個々の患者に適正使用するために、免疫抑制剤(シクロスポリン、タクロリムス等)や 抗生物質(バンコマイシン等)などの薬物体内動態を解析し、投与方法に関する提案を行っています。HPLCや質量分析計による血中濃度測定の他、薬物代謝酵素等の各種遺伝子多型判定も行っています。
(平成31年4月更新)
研究の推進
臨床薬理学分野と連携し、遺伝子多型解析および薬効・動態に関する研究や、実地臨床に派生する問題点の解決に向けた業務研究を行い、成果を上げています(活動実績報告のページへ)。
(平成31年4月更新)
医薬品情報管理部門
医薬品に関する情報の収集・評価医薬品に関する情報(添付文書の改訂、安全性情報等)を日々収集しています。規制当局や製薬企業の医薬情報担当者(MR)からの情報も含め、幅広く情報収集を行い、緊急性や重要性、情報の正確性を評価しています。
(令和5年6月更新)
医薬品に関する質疑に対する情報の提供
医師・看護師等の医療スタッフからの医薬品に関する様々な問い合わせに対応しています。医療スタッフからの問い合わせの内容は、薬物療法に関することはもちろん、管理・運用等のルールや薬事関係法規に関することなど多岐にわたります。そのため、関連する資料や最新の情報をすぐに取り出せるように整理しておくのも重要な仕事です。
(令和5年6月更新)
DI newsの発行
『DI(Drug Information)news』を作成し、医薬品に関する情報を院内に定期的に発信しています。
(令和5年6月更新)
臨床試験の推進
臨床試験において使用する薬剤には、治験ごとの手順書に従った受領方法、在庫管理、被験者ごとの使用状況管理、未使用治験薬の治験依頼者への返却または廃棄にわたる厳格な管理とこれらに関する適切な記録の作成・保存など、企業や医療機関が守るべき基準を定めた省令(GCP)の遵守が求められます。薬剤師が治験薬を管理・調剤することにより治験の質の向上が認められると認知されており、薬剤部でも積極的に参画しています。
(令和5年11月更新)
薬務部門
医薬品管理医薬品の発注から納入、病院内の在庫管理や使用量の把握など病院に医薬品が入ってから出ていくまでを総合的に管理しています。医薬品卸業者から医薬品を購入し、在庫数や品質管理を行い、患者さんに必要な医薬品が供給できるように努めています。また、医薬品情報管理部門と連携して医薬品の販売状況や供給状況を迅速に把握し、必要な対応を行っています。さらに、大規模災害時の医薬品供給を目的として、災害用備蓄倉庫内の医薬品の管理も行っています。
(令和5年6月更新)
医療安全管理部門
安全で質の高い医療を提供するため、専従の薬剤師ゼネラルリスクマネージャー(GRM)を医療の質・安全管理部に配置しています。各部門から提出されるインシデント事例を医師・看護師のGRM、各部署のリスクマネージャー等と分析し、危険な事例へと発展しないための工夫の提言や、現場へ訪問し立案された再発予防策が実施されているかを確認しています。薬剤関連インシデントは毎週薬剤部全員で共有しています。院内の医療安全に関するマニュアルの定期的な見直しや、医療安全に係る委員会の運営・支援、職員向け医療安全情報の作成や医療安全研修の企画運営も行っています。多職種のチームで協同し、医療安全の意識や文化の育成、医療の質と安全の向上に取り組んでいます。
(令和5年6月更新)
教育部門
教育当院薬剤部では、実務経験および実績に基づくバランスの取れた人員配置を行い、ベテランによる新人およびレジデントの実務教育を行っています。また月1〜2回程度の薬剤部カンファレンスでは、病棟配置の薬剤師による症例報告や主任、副主任クラス等のベテランによる小セミナーを開催し、最新の医療・医薬品情報の共有が図られています。さらに大学院医学系研究科臨床薬理学分野との連携により、日頃学んでいる内容を深く掘り下げて研究し、その成果に関して、実務系の研究会・学会等で情報発信を行うよう努めています。 また、本学医学部生に対する教育の一環として、臨床薬理学教員との連携で薬剤部での実習・演習を行っており、適切な処方箋の発行、医薬品情報検索、医薬品配合変化、薬物相互作用など、医薬品適正使用に向けたきめ細かい教育に参画しています。その他、保健学科学部生に対する見学実習を担当し、本院で推進されているチーム医療に向けた体験型学習を実施しています。 さらに学外の薬学部学生ならびに医療薬学系大学院学生(薬剤師資格取得者)を受け入れ、当院薬剤部の指導薬剤師が中心となって早期体験学習や長期実務実習を行っています。
(平成31年4月更新)