薬剤師各種研修制度
レジデント制度
群馬大学医学部附属病院薬剤部では「次代の医療をリードする薬剤師を育成する」という薬剤部の基本方針に基づき、平成25年度より薬剤師レジデント制度を導入しております。
本制度は「次世代を担う薬剤師のリーダーを育てる」ことを目的としており、2年間の教育プログラムとしております。少人数グループ制での研修を基本としており、臨床研修の他にも研究活動、海外の薬剤師や留学学生との交流などを通じて、多角的に薬剤師業務を見つめることができるように設定しております。
目 的
次世代を担う薬剤師のリーダーを育てる
-本制度で期待する次世代を担う薬剤師のリーダーとは-
薬剤師の役割および責務を理解し、以下を実践できる薬剤師
1. EBMと個別化医療の両側面から薬学的管理を実施できる薬剤師
2. 医療現場における問題点を抽出し、解決方法を導き出せる薬剤師
3. 将来の医療を見据えた薬剤師教育を実施できる薬剤師
4. 地域医療と地域医療の橋渡しに貢献できる薬剤師
制度概要
※下記は令和5年度採用レジデントに対する制度予定です。
※スケジュール等は変更されることがあります。
基本情報
・研修期間:2年(研修期間中の雇用体系は年俸制常勤)
・雇用形態:年俸制常勤
*詳細は年俸制常勤職員募集要項を参照
*業務時間内はレジデントスケジュールに従った配属先で業務・研修を実施
研修・指導体制
・グループ制(3グループ構成)
・各グループにチューター2~3名および博士号を有する薬剤師を設定
令和5年度入職レジデント配属先(一例)
・1年目
4月~9月
調剤部門(内服・注射・外用)を基本とし、その他薬剤部各部門も経験
10月~翌年3月
研修先として病棟薬剤管理部門を追加、保険薬局での研修を実施
・2年目
病棟薬剤管理部門を基本とし、医薬品情報管理部門、薬務部門、麻薬管理部門で各1ヶ月ずつ研修、保険薬局での研修を実施
勉強会・課題等
レジデントは下記勉強会等への参加が必須(他の勉強会も参加可能)
・薬剤部カンファレンス(毎週月曜日 18:00~))
・薬剤部セミナー(毎週火曜日 18:00~))
・レジデント症例報告会 (毎週木曜日 18:00~))
・レジデントセミナー(研修医と合同)(不定期))
・レジデント勉強会 (業務時間内)(週1回程度))
学会参加
・1年目:日本病院薬剤師会 関東ブロック学術大会
・2年目:全国学会から1つ選択
・1,2年目共通:レジデントフォーラム、群馬県薬学大会
・その他、レジデントの中から1名、欧米の病院薬剤師会学術大会へ参加
(参加者はTOEICの結果等により選定))
各種課題)
・業務実施許可制度に基づく研修課題の実施)
・Weekly report(週1回), Monthly report(月1回)の提出)
・TOEICの受験(年1回以上))
・日本学術振興会科学研究費補助金の申請(レジデント2年目))
・症例報告の提出(レジデント2年目))
・海外からの薬剤部見学者に対する薬剤部紹介)
初期研修
薬剤部では下記のセミナーを実施しております(2017年7月より内容を変更しました)。
*緑色表記のセミナーは大学院医学系研究科臨床薬理学分野のセミナーです。
(薬剤部職員も参加可能)
月曜日
18:00~18:30:症例報告会
病棟担当者が中心となり、薬学的介入を実施した症例について報告することで、知識共有を図ります。
18:30~:レジデントセミナー
3つのグループ(レジデント制度として、少人数グループ制を採用)が順番にセミナーを担当し、処方解析を中心とした勉強会を実施します。本セミナーは入職1、2年目の薬剤師および各グループに所属するチューターが中心となって開催しております。
火曜日
18:00~19:00:薬剤部セミナー
第1週:研究セミナーA
薬剤部員が取り組んでいる研究テーマについて発表・議論を行います。
第2週:新薬紹介
1、2年目の薬剤師が新薬の情報について紹介します。
第3週:研究セミナーB
毎週報告される薬剤部での質疑応答事例から、新人薬剤師が問題点を抽出し、それぞれの項目について調査・評価した結果を発表・議論します。
第4週:論文セミナー
臨床試験に関する英語論文を対象として、その内容等について評価・発表します。
水曜日
18:00~ 大学院医学系研究科臨床薬理学 論文セミナー
薬剤部のセミナーはありませんが、大学院医学系研究科臨床薬理学分野の論文セミナーに参加可能です。
木曜日
18:00~18:30 レジデント症例報告会
レジデント2年目による症例報告会を大学院医学系研究科臨床薬理学分野のセミナー室で実施します。
18:30~ 大学院医学系研究科臨床薬理学 研究セミナー
大学院医学系研究科臨床薬理学分野の研究セミナーに参加可能です。
専門認定研修
準備中